8月末の午後。15人ほどが乗った横浜市営の路線バスの静かな車内で、母親の腕に抱かれた赤ちゃんがぐずり始めた。10分が経っても泣きやむ気配はない。そんなとき、明るい口調のアナウンスが車内に流れた。

 「お母さん、大丈夫ですよ。赤ちゃんですから気になさらないでください。きっと眠いか、おなかすいているか、おむつが気持ち悪いか、暑いかといったところでしょうか。みんな泣いて育ったんですからね」

 このやりとりがネットに投稿されると、一気に拡散。「神対応」として話題になった。

(昨年9月4日、朝日新聞横浜・川崎版に掲載)

 
昔、ある女が不貞をしでかし、イエス様の前へひったてられました。「尊師、この女は不倫をしました。」
 当時のユダヤの掟では、不貞をした女は石打の刑に処せられたそうです。イエスは向こうをむいたまま曰く、「それならその女を石打にせよ。今までに不貞をしていない者だけで行え。」
しばらくして、イエスが後ろを向いたとき、後ろには件の女がひとりいただけだそうです。

 
昭和20年ころまで、日本の刑法にありました。姦通罪。曰く「有夫ノ婦姦通シタルトキハ二年以下ノ懲役ニ處ス其相姦シタル者亦同シ」。これは、新憲法の定める「両性の平等」に反するという理由で、改訂されることになりました。男にも同じ罪を作るか、削除するか。
 国会議員は、不倫している人ばかりだったので、結局、この条文は削除になりました。 めでたし。

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