テニスを続けていると、膝を痛める方がたくさんいます。その多くは半月板の損傷のようです。半月板は大腿部と膝下の間のクッションになる軟骨ですが、余りはげしく圧力を掛けられると砕けて、その破片が筋肉に食い込んで、動かすたびにはげしく痛みます。以前は半月板の損傷は、死ななければ直らないといわれたようですが、最近は再生することが分かったといわれています。その体操を紹介します。
① まず、寝転んで左足を写真のように折り曲げます。そして右足をまっすぐ伸ばして、足首が床から10センチ上がるようにします。ここで、右足の裏側がピンと張るように思いっきり伸ばしてください。これを5秒間続けます。そのあと、右足を5秒かけて床に下ろしてください。これを10回繰り返します。
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②今度は足を変えて、左足でやります。こちらも    10回。
③ ①と②を1セットとしてこれを3セット繰り返します。

この体操を朝晩続ければ二ヶ月くらいで、たいていの半月板は直ります。

 なんで効果があるかというと、半月板の劣化は酸素不足になるためらしいです。この体操は半月板に酸素を供給するのに良いのだそうです。   階段を上るのに苦痛を感じるようになったり、正座がつらくなったりするのは、半月板に劣化が生じているからです。早めにケアしてください。

 私もずっと膝痛で悩んできましたが、痛めてしまってから100万円かけるより、痛む前に予防したほうがずっといいです。痛み出したらどんなに金がかかっても直したいと思うのが普通です。だけど、痛む前に少し努力をすれば回避できるのです。備えあれば憂いなし、転ばぬ先の杖。
 お互い若くはないのですから気をつけましょう。

  でも本当は体重を減らすのが先かもしれません。これは私だけかも。