新聞に全国老人福祉施設協議会の主宰した、「60歳からの主張」 川柳の部の秀作が載っていました。いずれも身につまされる作品ばかり。皆さん、本当に冴えていますね。
○ 大概は 妻にかかってくる電話
  
うちもそうです。
○ 古女房 年金だけが 赤い糸
  赤い糸なんて懐かしい言葉ですね。所詮は妄想かも。
○ ヒラ通し 定年後すぐ 町内会長
  人望があるヒトは上の人には受け入れられないのです。
○ 還暦や 昔の人が えらく見え
  織田信長は五十歳まで生きられませんでした。
○ 定年前の 肩書き言うな 居酒屋で
  頭の切り替えられない男達。
○ 買った墓地 嫌いな奴の 相向かい
  散骨にしなさい、散骨に。海は広いぞ。
○ 物忘れ 嘆くな 頭のダイエット
  サッキしたじゃんけんの勝敗を忘れてしまう。
○ 角が取れ 丸くなるのは 背中だけ
  いつも妻に指摘されています。
○ 置き場所を 思い出せない 備忘録
  はて、何で電話したのだっけ。 また掛けます。
○ ときめきが 動悸に変わる 古稀の恋
  73歳が詠むから許される。意味がよく分からない。63歳ではひと悶着あるのかな。
       おじいちゃんがんばれ。  ヨッシ、ワシも。