2019年02月
今日は地区のゴミ集めの日で、生ゴミの袋をのらの仔猫があさっていました。この猫は今まで母猫と一緒に私の部屋の前をうろついていたやつです。猫は一度に数匹の仔を生むので、多分この一匹だけが生き残ったのでしょう。親猫もとても可愛がり、仔猫が一人で遊んでいる時も絶えず監視を怠りませんでした。親が必死に仔を守っているのを見て、とてもほほえましくはあったのですが、一面とても悲しい気持ちにもなりました。子育ての時期は、夏場であったので、虫なども取って食うことができ、また寒さの心配もないのです。でも、もうしばらくすると寒い冬になります。昔は猫達にとっても寒さをしのぐ場所は色々とありました。最近では建物も立派になって猫達が入り込む場所などあまりないようです。毎冬、寒い夜に我慢できない猫供が、家の中に入れてくれと頼むように、鳴き歩くのを聞くのもつらいものです。何より大変なことは、彼は野良猫なのです。よほどの事がない限り、彼は人間様から食べ物をもらえることはないでしょう。人間様は、彼と親しくなるのが鬱陶しいのだと思います。彼は人間様たちから、歓迎されない生まれなのです。何しろ、この地球のあるじは人間様たちなのですから。彼を待ち受けているのは、そんな暗澹たる未来なのです。それでも仔猫は無邪気に、母猫は愛情に満ちて子育てをしていました。未来を知らないことはとても幸せなんですね。
きょう仔猫が独りでゴミあさりをしていたのは、独り立ちしたのかもしれません。自分で生きる術を身に付けていくのでしょう。赤ん坊の時から見ていた猫だけに、なんとなく励ましてやりたいような気分でした。
(平成14年10月9日)
また猫の話になりますが、二、三日前の夜、猫の悲鳴とも威嚇ともわからないわめき声が聞こえてきました。例の仔猫が、他の猫にいじめられたのか、はたまた母親を見つけて駆け寄った仔猫が、親にどやしつけられたものか。生きるというのはつらい事だなあ、猫君よ。でもまあ、何とか元気な姿がみられました。(平成14年10月14日)
平成14年の大晦日です。例の仔猫が車庫の前で死んでいました。外傷もなく毒を食べたような様子もなかったので一体どうしたんでしょうか。寒かったのでしょうか、飢えたのでしょうか。柿の木の下に埋めてやりました。短い命だったな、猫君。 少しかかわりがあったので、少しつらい気持ちになりました。でも彼はこれで楽になったのでしょう。もう寒くないよ。腹も減らないよ。よかったな、猫君。合掌。(平成14年12月31日)
今月は 5月8日、10日、15日、17日、
22日、24日、29日、31日の8日間
午前ab 午後cdで お願いします。
5月は紅白戦用コート確保の為漏れなく、
13日までに お願いします。
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