2006年10月

老化

 我が家の犬は1990年の初めの生まれ。その年の10月に7~8ヶ月の野良ちゃんを息子が連れ帰りました。今は、りっぱな老犬です。屋内の洋間に柵を作り、犬用ベッドを置いて、デッキから出入りができるようにしてあります。朝餌入れに餌(粒状ドッグフード)を入れておいたら、ひっくりかえして、柵の中じゅうが豆まき状態。集めて餌入れに入れておいたら、今度は餌入れごと、デッキまで蹴り出してあります。あきれながら、元に戻しておくと、いつのまにやら、餌が完食してある。ちなみに、おやつはそういう状態には決してなりません。デッキに出れば、デッキの枠に頭を突っ込んで抜けなくなって助け出され、家の中では、柵から抜け出して、台所のいすにはまりこんで助け出される。散歩に出れば、よた~っと倒れたかと思えばスタスタ歩き、道路の植え込みにもぐりこんで出られなくなって助け出されます。デッキの出入りは、抱き上げられて下ろされないと、植木の方へ見事に倒れこみます。一日中振り回されていますが、この状態は、
 ?足腰が弱っているから
 ?目が見えないから
 ?認知症だから
 ?ただの嫌がらせ
 どうも?のただの嫌がらせに思えてしまうのは、飼い主に似ず、性格の悪い犬だから。三つ子の魂100までと言いますが、元野良で、うちに来たときには性格が確立しており、若い頃は脱走王。なじむまで、自分が飼われるにふさわしい飼い主かどうか、かなり試されました。ここに来て、また試されているような気がします。終いまで面倒みるわ!覚悟せい!
 お宅には、ご長寿の犬、猫はいらしゃいませんか?17歳でも元気な犬もいるそうで、老化の度合いには個体差があるようです。人間も同じですよね。テニスで老化に歯止めがかけられたらいいな~
 

寿命

 新聞で読んだのですが、グリム童話に寿命の話があるそうです。神様がロバと犬と猿と人間にそれぞれ30年の寿命を与えようとしました。ロバも猿も犬も30年生きるのは長すぎると断ったのですが、人間は30年では足りないと欲張って、其々が断った残りの寿命まで貰ったのでした。もともとの寿命の30年を、人間は健康で仕事をこなして人生を楽しみましたが、ロバに貰った18年は、人に尽くしたのになぐられけられ、犬から貰ったその後の12年は、歯ががたがたになって、まともに噛むこともできず、ただうなっているだけ。さらに其の後の猿に貰った10年では、ぼけて子供にまでばかにされるという話。
 少し前に86歳の女性が、息子からなぐるけるの虐待を受けていたと言うニュースをやっていました。人間簡単には死ねない物だと思いました。気の毒ではありますが、虐待する側の気持ちもわからなくはありません。認知症になると、とにかく天邪鬼になりがち。自分を守るために、とても頑固になります。近所でも、親と子の取っ組み合いになり、大事に至らないよう、老人施設に入ってもらったと言うお宅があります。我が家にも認知症の義母と犬がいます。志村けん演じるコントのような出来事のうちは笑っていられますが、認知症と納得していても腹の立つことがあります。犬はお尻を蹴飛ばせますが、人間はそうはいきません。本人も、ばかになったとか、(思い通りに動けない)面倒な体になったと嘆いています。義母には長生きして欲しいと思っていますが、自分に置き換えてみると、あまり長生きするのも考え物だと思います。自分で自分の体と心のコントロールができなくなっても生きなければならないのは辛いですね。延命処置の拒否は書いて、保険証のそばにおいてあります。テニスができなくなったら、もういいかと思います。でも、80すぎても頑張っていらっしゃる先輩があるし、どうも、小幡グリンもこのまま元気に平均年齢が上がっていきそうなので、(先輩方、付いて行きますよ~)まだまだ頑張らねば。
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